引用:Google Map
京急鶴見駅は個人的に寄った事がある駅です。
乗降したのはJRの鶴見駅ですけどね。今や無き鶴見会館まで面接しに行きました。
そんな話を思い出す所です。
京急鶴見駅の歴史。副駅名がコロコロ変わった。どんな所?
引用:Google Map/りんパパさん
京急鶴見駅は、川崎から神奈川の開通時にできました。
もちろん開業当時は地上駅。
2面2線のよくある形の駅だったようです。
最初の駅名変更まで
1905年12月24日、鶴見駅として開業しました。
ちなみに国鉄の鶴見駅は1872年10月15日に開業。だいぶ先輩ですね。
すぐに駅名を変えなかった理由は多分
お客さん側からしたら、とりあえず移動できりゃOKみたいな感じで。
明後日の方向へ行くワケでもないですし。
状況が変わったのは、湘南電気鉄道の設立でしょう。
京急の横浜以南を作った会社です。
将来的な合併を見据えて、あらかじめ区別のために駅名を変えたと考えられます。
そして1925年に鶴見から京浜鶴見駅に改称しました。
高架化・待避線の設置
引用:Google Map
1981年3月30日に京急鶴見駅を高架化。品川方面行きの方に待避線ができました。
正確な数は分からんけど、5つほどの踏切が除却されました。
JRの鶴見駅、東口ロータリーに入るルートが京急線によって分断されてましたし、鶴見駅の北エリアの交通も良くなりましたね。
これは多分、京急鶴見駅の東側に用地が取れなかった事が原因でしょう。
何とかして2面4線にしようとすると、より西側に浸食しなきゃいけないし。
もしくはカーブを急にするとか。
そこまでするくらいなら、1本追加で妥協したんでしょう。
10年くらいのスパンがありますが、生麦駅の横浜方面に待避線を設置しました。
関連記事はこちら→生麦駅で思いだす生麦事件。これ、結局どんな事件だっけ?無形文化財のお祭りもあるよ
副駅名が、付いたり消えたり追加されたり
2013年、京急鶴見駅に副駅名「ナイス本社前」が付きました。
今でも本社ビルがある会社で、建築資材の販売とか不動産の事業をしています。
2016年に副駅名が変更。「京三製作所本社」となりました。
京三製作所本社は信号機などの製造メーカーで、鉄道の信号機や交通管理システム、鉄道のホームドアを製造販売してます。
ですので京急鶴見駅には副駅名が2つ付いてます。
→花月総持寺駅は、とある人が作ったものの由来で駅名が決まった。総持寺は後付け
大敗北している京急鶴見駅
引用:Google Map
2019年の1日平均乗車人員を比較すると
京急鶴見駅 | 16,378 |
鶴見駅 | 80,794 |
4.93倍、JR東の方が多いです。
単純に運賃面で負けているので、お客さんがJRに流れてます。
結局んところ、JRなら東京駅、新宿駅といった都心でも特に人が集中する所へ1社で行けるんで、その分運賃が上がらないってのもポイントでしょうな。
鶴見の歴史。鶴見という名称の由来
引用:Google Map
鶴見あたりの歴史はかなり古く、縄文時代の前期には人が住んでいた証拠が見つかってます。
弥生時代からは農業地帯となり、明治まで農家だらけの地域だったようです。
鶴見という地名は、いつから
鎌倉時代の文書には「鶴見」と記録があったようです。
その由来は2つの説があり
- 源頼朝が鶴を放った伝説から
- ツルは河川周辺の地。ミはまわり・めぐりという意味
どっちかというと地形由来の方がアリそうな気がするエリアですね。
農業で何百年と繁栄した所だから。
参考:ホームメイト
明治にガラっと変わった鶴見地区
平地は農業で。沿岸部は漁業で飯を食ってたそうです。
明治になると海苔の繁殖もやってました。
ですが少しずつ沿岸部は埋め立てられて、工業地帯になってゆきました。
住宅地もボコボコ増えて、鶴見区は29万人を超える人口になりました。
単に住宅と工業地帯だけじゃなく、海浜地区では研究施設「理化学研究所横浜キャンパス」ができたり「横浜市産学共同研究センター」が整備されたり、研究拠点もできました。
参考:鶴見区
京急鶴見駅から行ける、総持寺以外の見どころ
引用:Google Map
鶴見の名を冠した神社とか、桜の名所。
とある有名企業の工場があります。
鶴見神社
引用:Google Map
この辺りでは最古の神社です。
創建は7世紀のはじめ頃と言われてます。
社名は元から鶴見ではなく、杉山神社でした。
敷地は今よりもかなりデカく、5000坪(16,528.93㎡)くらいあったらしい。
学校にある一般的な25mプールを50個並べた広さです。
官営鉄道(今のJR)ができる時に西側の半分くらいが取られたそうです。
その後、汽車の火の粉が社殿に点いてしまって焼失。再建された時に鶴見神社となりました。
特に子供の成長や子供の守護に強いご利益があります。
三ッ池公園
引用:Google Map
桜の名所100選に選ばれた有名な公園です。
特に桜のシーズンはメチャクチャ人が来て花見をしています。
それ以外の季節はわりと普通の公園と同じ感じ。
犬の散歩をしていたり、ジョギングをしている人、バードウォッチをしている人も居ます。
鶴見駅からは、鶴見西口からバスでのアクセスが便利です。
レアールつくの
引用:Google Map
333mのアーケードがある、横浜市でも有数の商店街です。
今はかなり規模が小さくなってしまってますが、まだまだ残ってます。
様々なイベントが行われていますし、映画やドラマの撮影でも使用されていて、行ってみる価値はありそうです。
パっと見がザ・商店街だし、アーケードがあるから天候に左右されないし。
使用実績があると、また使ってくれるという循環が起こって、年に7~8回は使用されているとか。
参考:あいとっと
神奈川県立鶴見高等学校
引用:Google Map
「県鶴」とか「鶴高」とか言われてますね。
駅からはだいぶ離れていて、三ッ池公園の近くにあります。
バス路線があるんで、不便な場所ではありません。
駅から通う生徒が結構居るでしょう。
まぁまぁ難易度高めの学校なんで、MARCHあたりに進学する人が毎年のように居ます。
部活はサッカー、陸上、バレーボールが強いですね。
森永製菓鶴見工場
引用:Google Map
森永製菓は日本初のチョコレート、国産ミルクチョコレートを発売したお菓子会社です。
この工場では見学ができます。
平日のみで、完全事前予約制です。
予約は必要ですが、無料で見学できます。
まとめ:京急鶴見駅はこれから進化・・・する事はなさそう
引用:Google Map
今の所ですが、駅や駅周辺の開発、工事などの情報はなさそうでした。
JR駅との間に駅前広場があるし、早急にどうこうする必要はありませんね。
住むとしたら反対側だけどJR側の更に内陸の方が良いでしょう。
バス路線が充実しているし、もしも・・・があった時に比較的安全です。
スーパーマーケットがちょっと少ないので、そこはイマイチかも。
X(Twitter)
アカウントを持ってる方はぜひフォローを。