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京浜急行電鉄の歴史や駅を調べてみた

日ノ出町駅が最寄、野毛山は横浜のオアシスか?。絶景激安スポット

日ノ出町駅が最寄、野毛山は横浜のオアシスか?。絶景激安スポット

引用:Google Map

日ノ出町ってのも、なんか縁起の良さそうな地名ですな。

隣は黄金町で、これはハッキリと由来が何なのか情報がありました。

日ノ出町は、どういった理由でこんな名称が付いたのか、調べてみました。

この記事の内容
  • 日ノ出町駅の由来は設置場所の住所から。その名称の由来は何?
  • 日ノ出町駅の場所、この辺りの線形から見える大人の事情
  • 日ノ出町駅周りにあるお出掛けスポット。無料の動物園が最強
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日ノ出町駅の由来、地理的な事情や歴史を分かりやすく解説

日ノ出町駅の由来、地理的な事情や歴史を分かりやすく解説

引用:Google Map/GOタイムさん

日ノ出町駅は1931年12月26日に開業しました。

この駅が京浜電気鉄道と湘南電気鉄道の境界駅でした。

といっても、最初っから直通するつもりだったんで、あまり境界という意識はなかったでしょう。

なんかこの辺クネクネしてない?

なんかこの辺クネクネしてない?

引用:Google Map

日ノ出町駅のあたりは結構カーブがキツイ区間です。

品川~京急川崎のぶっ飛ばし区間とは違って、どうしてこんなにも線形が悪いのか・・・
その理由は

  • 大岡川より南は真の横浜中心街だった
  • あまりにも発展してて鉄道を通す用地が確保できない
  • 仕方なく丘陵をなるべく避けるルートに設定

大岡川より南のエリアは江戸時代に埋め立てられた土地だったのです。

特に横浜港を開港してからの発展が著しく、一気に都市化しました。

参考:【横浜・江戸時代】開国を期に国内最大規模の都市として大きく発展

じゃぁ、元々はどんな地形だったのかというと・・・

日ノ出町駅付近の昔の地形

引用元:国土地理院地図

こんな地形でした。

参考:ざっくり横浜の歴史を再現

だから地盤という面でも京急のルートはしっかりしてるし、発展しまくった所よりは幾分、用地の確保がラクだったと考えられます。

日ノ出町の由来

日ノ出町の由来は横浜市市民局が発行しているものに書かれてました。

佳名をとったんだよ

うん、簡単過ぎて参考にならない。(笑)

こういった縁起の良さそうな地名は、多くが明治に付けられた名称と言われてます。

あんま古い、凝り固まった考えのままにならないよう、色々と考えて付けたんだとか・・・

参考:黄金町や日ノ出町、寿町・・・縁起の良い名前が集まっているのはなぜ?

これでも良く理由が分からんので、考えてみました。

ほいで過去の地形がポイント。

  • 日ノ出町あたりの東側は開けていた
  • 目の前が海だった
  • 背には野毛山があった

この事から日の出が良く見える所だったと思われます。

そっから日ノ出町と付けたんじゃねぇかと・・・そう考えました。

ちなみに野毛山の野毛というのは、崖を意味する「ノツケ」から転じたとされます。

参考:中区の町名とその歩み(な行の町名)

真の横浜中心部に1番近い京急の駅なのに

日ノ出町駅は横浜の中心部にかなり近い駅です。

横浜駅である桜木町駅から600mくらい離れてます。

立地的には結構利用されててもおかしくないんですけど・・・

  • 2020年度の1日平均は20,499人(23位)
  • 桜木町駅はその7倍くらい多い
  • 急行以下の種別しか停まらん

桜木町駅関内駅の方がより中心に近いし

ブルーラインもあるから、日ノ出町駅流入通勤ルートにする人があんま多くない事が理由でしょう。

どっちかというと流出ルートの方が多そうですね。

日ノ出町の周りにあるお出掛け・観光スポット

日ノ出町の周りにあるお出掛け・観光スポット

引用:Google Map

1番分かりやすいのが副駅名にもなっている野毛山動物園でしょう。

他にも有名な寺社や、石碑があります。

野毛山動物園・公園

野毛山動物園・公園

引用:Google Map

日ノ出町駅の背中にある野毛山に公園と動物園があります。

桜の名所としても有名だし、高台にあるから、そっからみなとみらい方面も良く見えるんで夜景もキレイ。

高度は50mほどと、そこまで高くないので、登るにしてもそんなに大変ではありません。

野毛山動物園は無料で園内に入れます。

定番のキリン、シマウマが居るし、レッサーパンダも居る。
超珍しい鳥、ホオアカトキとか言うのも居ます。(日本では10カ所くらい)

鳥類や爬虫類が多めです。

そんな動物園ですが、モルモットやハツカネズミといった小さな動物も居て、子供の動物ふれあいに丁度良い場所もあります。

春は桜。夏はナイト動物園。秋はパネル展。冬はツリーと年賀状用撮影スポットの設置が行われてます。

長谷川伸生誕の地

長谷川伸生誕の地

引用:Google Map

日ノ出町駅の近くには小説家、長谷川伸の家がありました。

誰やねん?って思うけど、俺もよく知らない。

代表作は「瞼の母」「一本刀土俵入」「関の弥太っぺ」と言われてます。

漫画化されてる作品もあるし、劇場で何度も公演されている作品もあり、横浜出身の大作家です。

新ジャンル「股旅物」を作ったのが長谷川。

主人公がちょっと世間から外れた人・・・ようはヤクザもので、そういった世界を描いたものです。

野毛山不動尊成田山横浜別院

野毛山不動尊成田山横浜別院

引用:Google Map

真言宗智山派成田山新勝寺の横浜別院です。

できた時期はわりと新しくて1870年。

埋め立て後に移住してきた人たちがその真言宗智山派を信仰する人が多くて

お寺作ってほしいな

と、成田山にお願いしたそうです。

アクセスルートはちょっと大変で、車は裏手から。

下からは階段+エレベータとなってます。

御朱印があって300円です。相場より安いね。

伊勢山皇大神宮

伊勢山皇大神宮

引用:Google Map

成田山横浜別院の近くにあります。

これも江戸時代末期にできました。

名称の通り、アマテラスが祀られてます。

横浜のお伊勢さんと言われてて、神式結婚式を挙げる人がわりと居るそうです。

これ以上の神社はありませんからね。

三重にある神宮まで行くのは大変ですから、ここに参拝してもそうそう違いはありません。

でも、1度は伊勢の神宮に行ってみてほしい。

本殿のすぐ横には大神神社も設置されてて、関西の超パワースポットが集結してます。

敷地面積はちょい狭いですが、神宮系なだけあって立派な社殿ですよ。

まとめ:日ノ出町駅のあたりは日の出が良く見えたと思う

日ノ出町駅のあたりは日の出が良く見えたと思う

引用:Google Map

江戸時代の埋め立て前の話だけど、日の出がよ~く見えた場所だったと思われます。

多分、そういった地形から日ノ出町と付けられたんでしょう。

成田山別院や皇大神宮桜木町駅からも近いですが

野毛山動物園日ノ出町駅の方が近いんで、日ノ出町駅をご利用ください。(笑)

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